こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「貴方はどっち?『「繊細さん」の本』(武田友紀)について」です。
皆さん、「繊細さん」という言葉を知っておられるでしょうか?

ん?「繊細さん」って何?
何か新しいお菓子の名前??
そうではありません。
「繊細さん」は「繊細でストレスを感じやすい、とても気が付く感度の高い人」を指します。
自分はこういった方ことが気になる、またはこういったことを気にする人が周りにいたりしませんか?
「繊細さん」は特殊な人ではありません。
貴方の周りもいるし、もしかしたら貴方自身が「繊細さん」なのかもしれません。
本書は『「繊細さん」が元気に生きる技術』を具体的に示した本です。
どうやったらうまく自分をコントロールしつつ、社会の中で行きやすく過ごせるかということがよくわかると思います。
しかしそれ以上に、その周りにいる「繊細さんではない人=非・繊細さん」も学ぶことがたくさんあります。
コロナ禍でたくさんの暗い情報ばかりにさらされ、気分が落ち込んでしまう人は「繊細さん」であるからかもしれません。
自分自身がどうなのか?という点も踏まえて読んでいただければいいと思います。
本日も最後までご覧ください!
まずは本書にある「繊細さん」の定義、本書の構成、そしてどんな人が「繊細さん」なのかについて簡単に記載します。
1.1 「繊細さん」の定義
まず「繊細さん」とはどんな人なのか?について説明します。
「繊細さん」とは「HSP(Highly Sensitive Person)=敏感過ぎる人」というのが元になっています。
「HSP」と書くと「なんだか症候群とか一種の病気のように見える」という気がしますが、そんなことはありません。
そういった観点から本書ではこういった感度の高い人を「繊細さん」と呼んでいます。
そして、そうではない人を「非・繊細さん」と呼んでいます。
絵でイメージするとこんな感じと思ってください。
<繊細さん>
<非・繊細さん>
※個人のイメージです。
「繊細さん」は5人に1人といわれています。
つまり、実際は「非・繊細さん」の方が多数派です。
でも、主役なんてどこにスポットを当てるかで変わってきます。
ここはそんな感じで認識してもらえばいいと思います。
1.2 『「繊細さん」の本』の構成
この「繊細さん」シリーズの本は3冊出ています。
今回自分が読んだのはその中の第1巻『「繊細さん」の本』、第3巻『「繊細さん」の知恵袋』です。
本日はその中から第1巻『「繊細さん」の本』についての紹介です。
まずは章の構成。
第1章 繊細さんがラクになれる基本
第2章 毎日のストレスを防ぐカンタンなワザ
第3章 人間関係をラクにする技術
第4章 肩の力を抜いてのびのび働く技術
第5章 繊細さんが自分を活かす技術
『「繊細さん」の本』はシリーズ第1巻ということで、『「繊細さん」とは?』という説明部分を活字でかなり詳しく説明しています。
「繊細さん」がどんな人なのか?自分は「繊細さん」なのか?ということを知りたい方はまずはこちらをご覧ください。
1.2 どんな人が「繊細さん」なのか
繊細さんの診断テスト(HSP自己テスト)というものがあります。
下記に示しますので、何個当てはまるか確認してみてください。
それを何個も書くと長すぎるので、その中でも非常にいいな、と思った事項を1つだけ紹介します。
2.1 人を頼りにする方法
「繊細さん」は相手の状況や立場に自然と配慮するので、「○○をしてほしい」と人に頼んだり、頼ったりするのが苦手なのだそうです。
しかし、人を頼りにする、というのは自分を守るためにも必要な事項です。
1項のテストで自分が「繊細さん」に当てはまると思った方はここから始めてみましょう。
①人を頼りにする、という発想を持つ
「自分に任された仕事だから、自分で何とかしないといけない」と思うかもしれません。
でも、実は任されているのは「結果を出す」ということだけです。
それまでの過程を誰がやった、というのは関係ないので、誰かの手を借りる、というのは何も問題ありません。

誰か他の人でもできないかな?
機械やツールを使えないかな?
こういった思想を持つようにしましょう。
②相手の状況を推測せず、言葉で確かめる
こんな場面で。

暇そうにしているけど、実は忙しいかもしれない…
昼過ぎても寝てるけど、疲れているからかもしれない…
こういった推測を立てずに「今、忙しい?」と聞いてみましょう。
そして、仕事をお願いしてみます。
ここで一番大切なのは「無理そうだったらいってね」と決定権は相手にゆだねることだそうです。
③相手が引き受けてくれたら、信じて任せる
上記の②に通じますが、無理そうだったらいってもらうことも含めて相手を信じましょう。
「大丈夫かな…」と心配するのは相手を疑う行為です。
せっかく引き受けてくれた相手を尊重する意味でも信じることが大切です。
④それでも苦手な人はここから
「どうしても人に頼むのが苦手…」という方はここから始めましょう。
お醤油、取ってくれますか?
ここが第一歩だそう。
家庭でも、人と食事するときもこういった小さいことをお願いしてみましょう。
2.2 助けるのは相手に頼まれてからでいい
今度は逆に自分が人を助けるケースの場合です。
仕事をしている中でこんなことを言われたことは無いでしょうか?

言われる前に動けよ。
自分から仕事を見つけるんだよ。
言われてから動くような「待ちの姿勢」はダメ、というやつです。
て、自分から大変そうな人、忙しそうな人に「手伝います!!」といって動ける人であれ、という美徳ですね。
繊細さんは人が困っているのを察するのがうまいので、こういった行動に出がちなのだそう。
しかし、そればっかりやっていては自分がパンクします。
さらには、よかれと思って手伝ったのに、相手はこうしたかった方向性と違っていて「何で余計なことをした!?」みたいなことになりかねません。
なので、こうならないよう、手を出さず「じっと見守る」というのが必要なのだそう。
「最近忙しくて大変なんだよね…」
↑ここでは手を出さない。
「○○をお願いしてもいいですか?」
↑ここまで言われたら助ける。
こうやって、自分からは手を出さない、というのもやってみましょう。
2.3 実は「非・繊細さん」も当てはまる
上記のような事項を見てこう思われた方もいるのではないでしょうか?

自分はテストの結果では「非・繊細さん」だったけど人を頼ったりするのは苦手だな。
人の作業が遅かったら手を出しちゃうし…。
こういった人もいると思います。
実は本書で紹介されている『「繊細さん」がうまく働くための技術』というのは「繊細さん」だけが使える技術や「繊細さん」だから注意しなければいけないものではありません。
他にもたくさん紹介されていますが、誰でも多かれ少なかれ当てはまるものであると思います。

じゃー一般的なことが書いてあるだけ?
そんなん意味ないじゃん。
そうでは無いです。
これは「繊細さん」であっても「非・繊細さん」であっても悩んでいることは同じということです。
「繊細さん」はそれがちょっと特化しているだけです。
なので、自分が「繊細さん」であっても深刻に悩むことはありません。
そして「非・繊細さん」も「繊細さん」を特殊だとか、扱いにくいとかそういった先入観を持たず、普通に接するようにすればいいと思います。
本日は「貴方はどっち?『「繊細さん」の本』(武田友紀)について」を書きました。
本書で書かれている結論は下記です。
「繊細さん」は5人に1人、貴方と一緒に仕事をしている中にも繊細さんはいると思います。
繊細さんの特徴の中で「仕事がゆっくりで遅そうに見えるけど、最後には一番正確でちゃんと終わってる」というのもあります。
そういった「繊細さん」の存在は組織の中で重要なポジションになりえるでしょう。
「繊細さんの技術」は「非・繊細さん」であっても使えるテクニックです。
万人に当てはまるものと考えて「非・繊細さん」も活用していきましょう!
「繊細さんシリーズ」の本を読んでみたい、と思った方は下記リンクより購入できます。
リンク
また、動画の紹介もしておきます。
本を読む前にもっと詳しく知りたい、という方はご覧ください。
「繊細さん」について「非・繊細さん」の中田さんが、非常にわかりやすく説明してくれています。

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