こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。
本日のテーマは「相手の望むものを考えよう。100%の成果物を作る手法について」です。

上司の言っていることが理解できないまま進めて、結局やり直しになってしまった。

客先との考え方が違って問題がこじれてしまった。
仕事をしている中でこのような場面に当たることはよくあるかと思います。
ちゃんと話を聞いて進めているはずなのに、気が付いたら全然違う方向に行ってて
結果、やり直しになって時間が取られるというのは非常に大きな損失になります。
かくいう自分も人に指示をして作ってきてもらったものが
全然考えていたものと違っていて憤ることが多々あります。
このようなすれ違いを起こさないために「100%の成果物を作る方法」について考えてみましょう。
職場において、上司から依頼されて何か作る場面、というのは多分にあると思います。
しかし、初めてやる仕事だったり、いきなり振られて全くわからないというような場面も
あるかと思います。
このような場面でよく耳にするのがこのセリフです。

わからないので、言われたとおりに作ります。
指示してください。
このセリフを言ったことがある人もいるのではないでしょうか?
言ってることはわからないけど、WORDに手書きでメモされた文章を打ち込んで
EXCELに数値入れるくらいならできますよ!ということなのだと思いますが
この言葉には非常に危険が多く潜んでいます。
このセリフが出た人が作った成果物は、ほとんどの場合
言われたとおりに作ることができません。
そして、その成果物でその人は評価されるので
「こいつはいわれたことさえもできないのか」というレッテルを貼られて
非常に低い評価を付けられてしまう可能性があるのです。
結論として、自分はこれまでの経験から
「いわれたとおりのものをそのまま完璧に作る」というのはまず無理であると考えています。

とりあえず言われたとおりに作りました~
こういった人が作った成果物には99%誤りや、不具合が見られます。
代表としてはこのようなもの。
②絵や図が成り立っていない
③全体のバランスが悪い
一行目から誤字・脱字があると萎えます。
絵や図が成り立っていないのはこんなイメージのものが多いです。
ん?なんか一見あってそうだけどおかしい…。
いつまでたっても階段を下りられないぞ…?
全体のバランスがこんな感じ。
ごちゃごちゃする…。
こんなものを依頼したんじゃない!!
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
実は、「いわれたとおりに作る」というのはこのような計算で成り立ちます。
なので、「依頼する側が、やって欲しいことを100%伝えきる」
その上で「依頼された側は、いわれたことを100%再現する」
こうしないとできないということです。
内容が簡単にせよ、難しいにせよ、これって結構難易度が高いと思いませんか?
まず依頼する側は、相手が自分の言われたいとおりにしか作ってこないので
自分が伝え漏れてしまったら、この時点で100%のものは作られなくなります。
伝えた内容が90%だったら、依頼された側は最高でも90%のものしか作れなくなります。
加えて、依頼された側は「いわれたとおりに作る」までしかできないので
加点するのものが発生しません。
なので、伝えた側が90%、伝えられた側が90%の出来だったら
その掛け算で81%のものしかできない、ということになるのです。
「いわれたとおりに作る」というのは難易度が高いということは
理解いただけたと思います。
ではどうするべきかについて考えましょう。
3.1 依頼する側は「相手にも考えてもらうこと」を意識する
まずは依頼者はどうするべきかについて考えます。
貴方が依頼者だった場合、どのようにすれば正確なものを作ってもらえるでしょうか?
まずは「自分が100%考えたものをそのまま再現してもらう」ということは不可能であると認識しましょう。
自分が考えているものを完璧に再現できるのは自分だけです。
なので「必ず外してはいけない部分はもれなく伝え、それ以外の概要は補完してもらう」というような考えを持つようにしましょう。
3.2 依頼される側は「相手がどんなものを望んでいるか」を意識する
次は依頼される側はどうするべきかについて考えます。
まず、依頼されたのだから、そこで作られる成果物は貴方のものです。
実際にそれを指示したのは上司で、提出するのも上司かもしれませんが
製作者は貴方なので、その成果物の出来は貴方自身の評価に
直結することを認識しましょう。
気を付けるべき点は下記です。
②あくまでも作るものは相手が望む100%のものである
①伝えられている内容の確認
前項で述べたように依頼者は伝えたい内容を100%伝えきっていない場合があります。
その時は何かしら不明点が出てくる場合があるので、そこを確認しましょう。
②あくまでも作るものは相手が望む100%のものである
上記の何かおかしかった時や不明点が出た時にこのようは行動に出る人がいます。

ここはよくわからないから、自分で調べて保管してあげよう。
これを依頼者に確認しないでやると、方向性がずれる可能性があります。
相手のために、と思ってやりたくなるのはわかりますが
大体方向性が違ってやり直しになるパターンがほとんどです。
そしてもっともよくないのがこちら。

言われていないけど、ここはこうした方がもっと良くなるはずだ。
クオリティを上げて120%の出来にしよう。
これは本当にやめましょう。
目指すのはあくまでも100%のものとするべきです
自分のアレンジを加えて120%のものにしようとすると、相手の意思とズレが生じて

こうじゃないんだよなぁ…
というようなものになりかねません。
依頼者が望んでいるのは、「依頼者の中」でイメージされた100%のものです。
よかれと思ってやったのに、それによって自分の評価が下げられるというのは
たまったものではありません。
アレンジを加えてさらにクオリティを上げる、というのは
それに到達してからにしましょう。
本日は「相手の望むものを考えよう。100%の成果物を作る手法について」を書きました。
「依頼者が言った通りのものを作る」というのは非常に難しいですが
「依頼者が望むものを作る」というのはできます。
依頼する側とされる側との間にずれがないかを確認する、ズレがあったら補正する
それをクリアした上で、必要ならばさらにクオリティを上げる。
こういった段階に注意すれば相手の臨む100%のものを作ることができると考えます。
依頼するときもされるときも、勝手な解釈やアレンジをせず
相手の望むものを意識しましょう。
そうすればきっとうまくいくはずです!
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それでは、今日も一日ご安全に!
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