【書籍の話】第50回 この先の時代の道標。『革命のファンファーレ』『魔法のコンパス』(西野亮廣)について

書籍の話

こんにちは。ナンドーです。
このブログでは、自分の実体験をもとに色々役に立つ情報や雑記を記載していきます。

本日のテーマは「この先の時代の道標。『革命のファンファーレ』『魔法のコンパス』(西野亮廣)について」です。

先日のブログで『Kindle Unlimitedの勧め』を書きました。
その中で色々探していたら、西野亮廣さんの本が読み放題リストに入っていたので一気読み。

そしたら仕事をする上での考え方や、人の動かし方について色々参考になることが書かれていました。
テレビやインターネットでの一次情報ではわからないすごい切れ者である、ということがわかる本なので、本日はこちらについて書きたいと思います。

なんか爽やかな写真…。

1.【始めに】「キングコング・西野亮廣」とは?

まず、この本の著者である西野亮廣さんについておさらい。

西野 亮廣(にしの あきひろ、1980年7月3日)は、日本のお笑いタレント、絵本作家、著作家。
漫才コンビ・キングコングのツッコミ担当。相方は梶原雄太。
絵本作家としてのペンネームはにしの あきひろ。
西野亮廣 - Wikipedia

Wikipediaより。

自分の世代ですと「はねるのトびら」って番組が全盛期でやっていたのを見ていました。
もちろんこの中にキングコングが出ていて、西野さんがMCをやっていたのは覚えています。
しかし、西野さん自身がそんなにずば抜けて面白かったのか、といわれるとそんな記憶は特になく…。

- YouTube
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ドランクドラゴンが好きでした。

人気売れっ子芸人でしたが、突然テレビ番組からにはほとんど出なくなり、絵本作家となりました。

実は絵本作家になったのは絵が好きだったから、とか絵が得意だったから、とかでは無くタモリさんに「お前、絵を描いてみろよ」といわれた一言だけだったそうです。
これは知らなかったので驚き。

で、現在は日本で一番大きいオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をする傍ら、映画『えんとつ町のプペル』の公開に向けて奔走している、という方です。

テレビやインターネットのYahoo!ニュースの情報だけだと「炎上芸人」とか「2ちゃんねらーから嫌われている」とかで止まっている感じがするのですが、ネット上やYouTube上ではかなり重鎮のような扱いを受けています。

疑問を持つサラリーマン

オンラインサロンって結局どんなものなの?

こういった方もおられると思いますのでちょっと解説。

オンラインサロンとは、インターネット上の「会員限定」空間と考えてもらえばいいです。
月額○○円を払えば、そのオンラインサロンのページにログインすることができ、その中で一般的には公開していないオンラインサロン内限定の情報を得ることができたり、同じ考えを持った仲間と交流できる、といったものです。

有料のフィルターがかかっているのでこのようなメリットがあります。

①アンチが入って荒らされる可能性が低い
②メンバーの知識や認知度が一定の水準以上あり、ある程度のことを知った前提で話ができる
③同じ思想を持った人が集まっているので、生産性の高い話ができる

その反面、「閉鎖された空間なので、怪しい宗教団体ではないか?」という批判が付きまとったりします。
そんなんいったら会社だって「機密情報」だらけで外に公開していない情報なんて腐るほどあるし、同じような思想を持った人たちで構成されている(はず)なのですが…。

自分自身、西野さんのオンラインサロンではありませんが、オンラインサロンには入っています。
全部が全部とは言いませんが、ほとんどのオンラインサロンは健全なものだと思いますのでご安心ください。

2.【結論】ビジネスマンでも高校生でも使える良書!

西野さんの書かれた著書は絵本以外で5冊あるようです。
自分はその中で有名な『革命のファンファーレ』と『魔法のコンパス』を読みました。

『魔法のコンパス』は「アメトーーク!」で東野幸治さんが「すごいんだぞ!西野さん」の中でいじり続けた「ドキドキしてる?」の元ネタです。

結論として自分は「ビジネスマンでも高校生でも使える良書」だと思います。

この2冊を一緒に紹介したのは内容が結構被っているからです。
先に出版されたのは『魔法のコンパス』なのですが、こちらで書かれたことをアップデートして書いたのが『革命のファンファーレ』なのだそうです。
詳しい理由はここでは省きますが『革命のファンファーレ』を読んでいただければわかります。

両方に書いてある内容で、自分が凄いと思ったのはこれです。

人が時間やお金を割いて、その場に足を運ぶ動機は、いつだって『確認作業』で、つまりネタバレしているモノにしか反応していない

例えば旅行で「○○見るの楽しみだねー」とか「△△ってどんな感じだろー」とか言いますが、実はどんなものが見られるのか、というのは大体わかっています。
お化け屋敷で「どんな恐怖が待っているのか…」みたいなやつも「怖がらせられるイベントが発生する」というのがわかっているから行くわけです。

だったら情報は全部内容を公開し、その上で「買う」「買わない」を判断してもらうのは実はおかしくはない。
そう考えてやったのが絵本『えんとつ町のプペル』の無料公開だったそうです。

実際、絵本は(主に)お母さんが子供に読み聞かせる目的で購入されます。
なので、内容がわからない絵本は敬遠されます。
面白そうだから、と絵本をジャケ買いをするお母さんは超少数で、大体の親は本屋で立ち読みしてから買うでしょう。

それだったらネットに内容を公開して、じっくり吟味してもらった方が買ってもらえる率が高くなる、という考え方なのだそう。

で、実際やってみたら、無料公開したその日に絵本『えんとつ町のプペル』はAmazonの書籍売上ランキング1位になったとのこと。

絵本業界というか、出版業界にとって、これは革命的なことだったそうです。

このようなアイデアの裏側を知ることができるのは非常に面白いです。

3.【詳細】一番面白かった「本の内容無料公開のカラクリ」

前項で絵本の無料公開をして絵本の売り上げが伸びた、と書きました。

実は売り上げをこの無料公開は伸ばすためのちょっとしたカラクリがある、ということについても述べられています。

3.1 絵本の形そのままで公開しているわけでは無い

まず、「無料公開」といっても、絵本の形そのままで公開しているわけでは無い、ということです。

実際の絵本はこのようになっています。

文章が左にあって、それに連なる絵が見開き状態で見られるようになっています。

で、こちらがスマートフォンで見た画面。

このページの文章を読み切ろうとすると途中でスクロールしないといけないのです。
これは読み聞かせしようとすると結構煩わしい。

ここは結構ポイントで、「内容を知るだけなら問題ないけど、いざ使う(子供に読み聞かせする)には購入が必要」なわけです。

ママ
ママ

自分で読んで、気に入ったから子供に読み聞かせようとしたけど、スマホではやりにくい…
まあ気に入ったし、購入してしよう

これで、買う一歩手前で踏みとどまっていた人も買うわけです。
これは凄いなーと思いました。

3.2 革命的、に見えて実は他の仕組みの転用

絵本の無料公開、というのは出版業界では誰もやったことのなかった革命的なこと、と思います。

でもこれって実は世の中の仕組み的には結構一般的に使われています。

例えばGoogleやFacebook、Amazonなどを使うのって全部無料です。
「検索するのに1回10円かかります」「インターネット通販で販売手数料を購入者から10%取ります」とかではありません。

それは使用者から直接お金を取るのではなく、利用者を増やすことで広告や、有料会員登録など別のところで収益を得ているからです。
「最初は無料だけど、もっと付加価値が欲しいならここからは有料ね」というやつです。

つまり、仕組みとしてはこれまであったの物を絵本販売に転用した、ということです。
全く新しいアイデアのように見えても、実は仕組み自体は既に世の中にあって、それをどう転用するかが重要である、ということですね。

4.【まとめ】この先の時代を生きていく上で必要なことを学ぼう!

本日は「この先の時代の道標。『革命のファンファーレ』『魔法のコンパス』(西野亮廣)について」を書きました。

西野さんは凄いアイデアマンだ、と思っていたのですが、実は違いました。

それは前提として「素晴らしい作品を作っている」ということです。

絵本『えんとつ町のプペル』はちゃんと本として感動するストーリーです。
そこに繊細に書き込まれた絵があります。

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だから皆見て、買ったわけです。
同じ仕組みをやったとしても、絵本そのものが超駄作だったら「つまらない作品」と埋もれて終わりです。

「仕組みが」「商法が」の前にまず実力が無いとどうしようもありません。
本を読んで「すごいなー」で止まるのではなく、自分もまずは自分の実力をあげるのをやろうを思いました。

皆さんもこの本を読んで何か気付きを得て、そして行動してみていただければと思います。

くれぐれも言いますが「Kindle Unlimited」ならこの2冊無料です!
仕組みをうまく使って自分を高めましょう!!

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