窓口証券に行ってはいけません。
今や、証券口座開設はネットでどこでもできます。
しかし、ネットで証券口座を開設するのは「便利だから」というだけではなく、もう一つ大切な理由があります。
それは「対面窓口で証券口座を開設してはいけない」からです。
証券口座の開設は証券会社だけではなく、銀行等の窓口でもできます。
が、これは絶対にやってはいけません。
禁則事項です♪
証券口座開設の基本は「窓口ではなくネット証券を使う」
これは資産運用に関する本においては、まず間違いなく書かれています。
ナンドーの主観ではございません。
何故、証券口座を窓口で開設してはいけないのか?
本日はそちらについて、比較の数値を交えながら説明します。
本日も最後までご覧ください!

何で窓口がダメなの?
窓口にはプロの証券マンがいて、プロの勧める商品を買えるんだから安心じゃん。
こう思われる方もいると思います。
しかしここが不都合な真実。
「窓口で証券口座を開設する」ということは「その窓口で売っている商品を買う」ということになります。
そうなると、当然証券マンが勧める商品を購入することになります。
これが一番やってはいけないこと。
結論はこれです。
なんてことを…と思われるかもしれませんが、ここは強く言います。
その理由について下記に述べます。
1.1 手数料がバカ高い
まず、一番の理由は手数料がバカ高いということです。
大手証券会社は駅の一等地にビル等を構えています。
なので、その分多くの維持費がかかっています。
また、証券を売る証券マン、その後ろで事務をやっているお姉さんたち。
この方々の人件費はどこから出ているのでしょうか?
手数料の簡単な比較をしてみます。
まず、楽天証券の国内株購入手数料はこちら。
次に業界最大手の窓口証券での国内株購入手数料はこちら。
え??何倍??マジで一瞬計算できなかった。
20万円だと楽天証券は115円で、窓口証券は2,860円だから手数料だけで約25倍です。
ありえない。
まずはここを押さえておきましょう。
1.2 売っている商品がゴミ商品だらけ
次に売っている商品がゴミだらけということについて。
窓口で売っている商品の90%は「手数料が高い」「管理費用が高い」ゴミ商品といわれています。
さらに証券マンは「自分たちの利益になる商品」を売ってこようとするので、ゴミの中のさらにゴミを売りつけられるという仕組みなのです。
お金を増やしたくて証券口座を開いたのに、ゴミを売りつけられて「あれ?減ってる?」となってしまったら意味がありません。
この「バカ高い手数料」と「ゴミ商品」の2つをよく覚えておきましょう。
それでは窓口の商品とネットの商品がどれくらい違うものなのかを実例で紹介します。
有名投資信託の「eMAXISシリーズ」で似たような名前の2つのものがあります。
それが下記。
②eMAXIS 先進国株式インデックス
この2つ、同じeMAXISシリーズなのですが、Slimと入っているかいないかの違いがあります。
で、この2つがどう違うかというと、実は金融商品としては全く同じものなのです。
運用成績のチャートは下記です。
ぴったり重なっていてどこが違うのか全く分かりません。
しかし、この2つで決定的に違うものがあります。
それが手数料です。
楽天証券のページで確認するとこのようになっています。
「①eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」は管理費用(含む信託報酬)が0.1023%になっています。
それに対し②の「eMAXIS 先進国株式インデックス」は管理費用(含む信託報酬)が0.66%になっています。
その差が何と6.45倍!!
この「管理費用」とは1年間にかかる運用費用のことです。
簡単に言うと管理会社に運用を委託している手間賃です。
管理手数料は永続的にかかってくるものなので、少しでも安い方が手残りが多くなるわけです。

何でこんな違いがあるの?
実はこの2つの違いはネット限定商品か、対面販売用商品かの違いです。
しかもネット限定の方が取り扱っている会社が少ないのです。
これは「信託報酬が低いファンドを扱うことに同意が得られる金融機関が少ない」というのが理由として考えられます。

引用参考。
全く同じ商品なのに、買ったのがネットか対面かだけで手数料が6.45倍違うというのは凄いです。
さらに管理費用は毎年ずっとかかってくるものなので、結構ボディーブローのように効いてきます。
しかし、これはわかりやすい比較として出したもので、まだ優良なものです!!
本当のゴミ商品はこんなものではありません。
中には管理費用+信託報酬が1.5%を超えるものもゴロゴロあります。
さらっと探して出てきた管理手数料2%の商品。ぐへー。
ひどいものだと3%を超えるものまであります!!
冒頭で、投資の想定利回りは3~5%程度が相場と書きました。
それなのに管理費用で3%取られていたのでは、自分のお金で稼いだお金を、そのまま証券会社に寄付してしまっているだけになってしまいます。
こういった管理費用を安くするためにも、証券購入は絶対にネット証券を利用するようにしましょう。
本日のまとめです。
②証券口座で売っている商品は90%ゴミ
③まったく同じものでも窓口証券の管理手数料はネット証券よりも数倍高い
資産運用は「自分のお金を増やす」というのが目的です。
自分のお金を使って他人の給料を払っているのでは意味がありません。
払うべきところにコストを掛けるようにしましょう。
窓口に行ってはいけない理由を述べた参考動画も貼っておきます。
3:48から5分だけでも見ていただければ。

楽天証券の口座開設方法については下記記事をごらんください。

最大手がいい、という方はネット証券最大手の「SBI証券」をどうぞ。
こちらもラインナップは問題ありません。
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自分も最初はこの本に従って商品を買いました。
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