【5月、6月の給与明細に注意】「節税」に騙されないようにしよう

お金を守る

5月と6月の給与の差にショックを受けた人がカモネギにされます。

本日の結論はこちら。

サラリーマンを狙った「誰でもできる節税」は罠ばかり!

給与が上がったのに、その分税金が上がって相殺されてしまった…。
そんな貴方を「悪い節税」が狙いに来ます。

それに騙されないための知識を得ておきましょう。

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1. 5月、6月の給与明細は超重要

通常、会社員の方5月の給与は、それまでより多くなる傾向にあります。
これは3月の春闘の結果、給与改善がされたり、年齢給によって給与支給額そのものが増えるからです。
※4月から給与改定される会社もあります

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しかし、6月になるとその手取り額はガクッと落ちます。
これは主に適用される税率が改定されるからです。

会社員の方であれば毎年、5~6月にこんな紙が送られてきます。

1

この紙には本年度の税金が書かれています。
給与所得が多くなればその分税金も多く徴収されるようになる、という仕組みです。

人によっては昇給分よりも税金額アップの方が高く、結果的に手取り額が減ってしまう…というケースもあります。
なので、5月で浮かれることなく、6月の給与明細までしっかり見ておきましょう。

2.「節税」の仕組みを簡単に説明

せっかく頑張っているのに給与が上がったらその分税金も上がるとは世知辛い世の中です。
そこで出てくるキーワードが「節税」です。

給与が上がった分、税金も増えるというのは会社員である以上なかなか避けることができません。
それは会社員である限り、どの職種であっても避けられません。

そこでサラリーマンを狙った「誰でもできる節税できる方法」というのが叫ばれるようになってきました。
Googleで「サラリーマン 節税」と検索するといろいろな手法が出てきます。

しかし、ここで注意点です。

節税をするには、「節税の仕組み」を知る必要があります。
そうしないと「節税」を謳った詐欺まがいの商品に騙される危険があります。

「節税」はいい方法と悪い方法があることを知っておきましょう。

いい節税 … 控除額を増やす
悪い節税 … 負債額を増やす

①いい節税

税金の額は給与そのものではなく、「課税所得」に対してかかります。

課税所得=給与額-控除額

控除とはサラリーマンの経費のようなものです。
「基礎控除」「配偶者控除」など、15個の項目があります。

いい節税はこの控除額を増やして課税所得を減らします。

サラリーマンが活用できる主なものはこちら。

・医療費控除
1年間で10万円を超えた分の医療費が控除される。

・扶養控除、配偶者控除
収入の少ない扶養家族、配偶者が対象。

会社に申請することで代わりに手続してくれるケースも有。

・ふるさと納税
寄付金控除の一種。所得額に応じて控除額が決まる。

これらは申請することで控除額を増やすことができます。
特にふるさと納税はほぼ誰でも対象になり、とてもお得な制度です。

しかし、どの制度もその控除額はあまり大きくありません。
医療費控除は全く病院に行かない人は使えません。

つまり重要な結論はこちらです。

普通のサラリーマンは「いい節税」で控除額を増やすのは難しい

これが現実です。まずはこれを忘れないでください。

②悪い節税

悪い節税は負債を増やすことで課税所得を減らす方法です。

課税所得=給与額-控除額-負債額

「負債額」とは高額な物を購入してそれを経費として計上したものです。
これをやると「負債額100万円を計上し、節税分15万円が還付される」ということが起きます。

これだけ聞くと「税金が15万円安くなる」と思うかもしれません。
でもこれはこの言い方を変えただけです。

負債の計上は、100万円払って15万円返してもらっているということ

その代表的なものが「ワンルームマンション投資」です。

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この手法による節税効果は数年で尽きます。
また、負債額はどんどん積み上がっていきますので、いつかは破綻します。

サラリーマンを狙った「誰でもできる節税」はとんでもない罠ばかりなので、手を出さないようにしましょう。

3.【まとめ】「節税」という言葉に騙されないように!

本日の結論をもう一度。

サラリーマンを狙った「誰でもできる節税」は罠ばかり!

普通のサラリーマンはいい節税で税金を減らす、というのが難しいのが現実です。
5,6月の給与明細を見て愕然とした方は、まずこの現実を受け止めてください。
そして、いい節税がどれだけできるかを確認してみましょう。

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