自分が受験した簿記ネット試験(CBT方式)の概要を解説します。
本日の結論はこちら。
この1ヶ月、簿記3級の試験勉強をしていました。
結果は合格でした!
自分は簿記3級の試験をネット試験(CBT方式)で受験しました。
しかし、この試験は2020年12月に始まったばかりで、まだ情報少ないようです。
そこで、自分自身で体験してきた内容を踏まえて、この試験に関する情報をお伝えしたいと思います。
1.1 簿記のネット試験(CBT方式)とは
まず、簿記ネット試験(以降CBT方式)とは何かについて簡単に。
簿記の試験は、これまでペーパーテストによる一斉試験を主体としていました。
しかし、2020年はコロナの影響で一斉試験が中止になったり、実施できても受験者数を制限するなどで受験したくてもできない方が続出しました。
この事態を受けてこのCBT方式が採用されるようになったとのことです。
ただし、ペーパーテストが廃止になるわけではありません。
ペーパーテストもこれまで通り2,6,11月に実施されます。
1.2 CBT方式の開始による変更点
2021年2月までの簿記3級試験は試験時間2時間、大問5題の形式を取っていました。
しかし、このCBT方式の採用に合せて試験時間と出題方式は変更されました。
これから受験される方はここを押さえておいてください。
直前になってこれまでとスタイルが違うことにかなり戸惑うことになります!!
大きく変更になってのは以下の3点です。
①試験時間:2時間 → 1時間に短縮
②問題数 :大問5題 → 大問3題に減少
③出題形式:
問1 仕訳問題(15問)
問2 3文法、文章穴埋め、商品有高帳など(2問)
問3 残高試算表、決算整理仕訳など(1問)
①試験時間:2時間 → 1.5時間に短縮
②問題数 :大問5問
※2級は元々の情報がよくわかってないので詳細書けず…。
ご容赦ください。
試験範囲・内容は変わっていませんが、スタイルがかなり変わったので、ここは認識しておきましょう。
1.3 CBT方式のメリット・デメリット
①受験したい日を選択できる(場所によっては平日も受験可能)
最大のメリットは、一斉試験と違って(ほぼ)いつでも受験できるという点です。
しかも受験日は試験3日前まで変更可能です。
②受験場所が選択できる
受験場所は首都圏であれば10箇所くらいの中から選択できます。
自分の家に近い場所、受験日がうまく合う場所などで選べばOKです。
③密を回避できる
CBT方式での受験は人が向かい合わず、一人一人がパーテーションで区切られた空間で受験となります。
コロナ等の感染症を気にしている方も、安心できると思います。
①受験費用がペーパーテストよりも高い
ペーパーテストの受験料は3級2,850円/2級4,720円ですが、CBT方式の場合はこれに550円の事務手数料が加算されます。
よってCBT方式の受験料は3級3,400円/2級5,270円になります。
②パソコン操作に慣れていないと戸惑う
普段、皆さんが使用してるテキストは紙だと思います。
パソコンで回答を打ち込むというのはやらないので、いきなりスタイルが違うものに触れるとそれだけで戸惑う可能性は高いです。
これには後述する対策がありますが、慣れたスタイルでやりたい方はペーパーテストの方がいいかもしれません。
次にCBT方式で簿記の受験を考えている方へ。
自分のやったCBT方式対策方法は下記です。
②ネットで無料公開されているCBT方式の模擬問題を解く
③YouTubeで公開されているCBT方式対策の動画を見る
①CBT方式の疑似体験をしておく
下記の商工会議所のHPから、自身のパソコンでCBT方式の疑似体験ができるソフトを無料でダウンロードできるようになっています。
ダウンロードしたファイルの中にある「簿記初級体験プログラム」というものをクリックするとログイン画面が立ち上がります。
この画面は実際の試験で表示される画面と同じです。
下の方にスクロールするとログイン画面が出てきます。
実際の試験では、受付時に渡される専用の試験番号と認証パスワードを打ち込みます。
サンプル版では適当に何か入力すれば動作してくれます。
※ただし空欄は不可
これで操作の疑似体験が始まります。
注意点は下記です。
それでも実際に試験会場に着いて初めて操作するよりはいいと思いますので、是非とも一度やってみることをオススメします。
②ネットで無料公開されているCBT方式の模擬問題を解く
まだ始まったばかりのCBT試験なので、過去問は発売されていないようです。
しかし、各スクールが模擬試験問題を作成しています。
しかもそれは商工会議所のHPにまとまって記載されています。
これで4つは模擬試験問題を解くことができるので、十分対策になると思います。
③YouTubeで公開されているCBT方式対策の動画を見る
簿記を専門に扱っているユーチューバーの方は既に受験されており、その対策を教えてくれています。
自分はたぬ吉さんの動画を参考にしました。

試験概要や、問題時間配分についての動画を貼っておきますので、受験を考えている方は是非ご覧ください。
本日の結論をもう一度。
CBT方式での受験は非常にメリットが大きいと思います。
特に簿記2級は「難易度自体がペーパーテストに比べて低かった」という声が多いようです。
簿記2級を取得したい方は早いうちに受験された方がいいかもしれません。
しかし、自分が受験した3級は結構大変に感じました。
巷では「全体の難易度は低くなった」といわれていますが、時間が60分と非常に短いのがネックです。
早く解く、という練習は必要になると思います。
それでもCBT方式のメリットは大きいです。
試験を申し込みたい、という方は下記のページから飛べます。
是非ともチャレンジしてみてください。
次回のブログでは、時間配分と対策用テキストについて書きたいと思います。
①クレアール 簿記3級パック
簿記の勉強教材でよくオススメされているのがこちらです。
リベ大、こびと株でもこちらを推奨しており、自分も使いました。
これを1個買ってしまえば他の教材を買う必要は無いので、迷いたくない方にはオススメです。
②リベラルアーツ大学
簿記とFPを学ぶことの重要性がわかります。
③こびと株

簿記を勉強することをオススメしているブログです。
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それでは、今日も一日ご安全に!
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